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2016年6月12日日曜日

ポゼッション(2012年) 《原題:The Possession》 (ネタバレなし、あり)


私の映画感想を読む前にこちらを一読お願いいたします。



タイトル:ポゼッション(原題:The Possession




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作品情報

監督:オーレ・ボールネダル

製作:2012年

時間:92分

国:アメリカ合衆国


《あらすじ(ネタバレなし)》

3ヶ月前に妻と離婚したクライドは新しい家を購入した。
妻に引き取られた長女ハンナと次女エミリーと週末を過ごすのを楽しみにしていた。
そんな週末のある日、エミリーがガレージセールでアンティークの木箱を購入する。
しかし、その日からエミリーは徐々に暴力になっていく。
クライドは原因が木箱にあると突き止め、木箱に隠された秘密を知る。




《感想(ネタバレなし)》

蛾が苦手な人は見ないほうが良いです。
(私が蛾が超苦手なので途中で目を塞いでしまいました…おえ…)
話としては徐々にエミリーがおかしくなっていく様子がじわじわ怖くていいです。
怖いのに美しい雰囲気が良かったです。不穏な感じ。
悪魔というよりは霊なのかな?でも正直悪魔っぽい感じだった気がします。
途中からCGが多用されたのはちょっと萎えますが見れる程度なので良しとします。


ネタバレありは追記







《あらすじ(ネタバレあり)》

3か月前に離婚したクライドは新しい家に住み始めます。
離婚後妻に引き取られた二人の娘、活発なそうな長女ハンナと大人しそうな次女エミリーがいました。
2人は、週末はクライドの家で過ごすことになっていました。
そんなある週末、3人でガレージセールに行くとエミリーがアンティークの木箱を買いたいと言いだし、クライドが買ってあげます。
長方形の少し大きめのその箱は開けるところどころか隙間もありません。しかし、箱を振ると何か入ってる音がします。しかし、クライドも開けてみようとしましたが開きませんでした。
それでもエミリーはその箱が大変気に入った様子で、夜にひとりで箱をいじり、箱を開けることに成功します。
箱の中はほこりだらけで蓋についていた鏡も汚れています。肝心の中身は、昆虫の死骸や指輪、何かの歯など良くわからないものが入っていました。
エミリーはその中の指輪を自分の指にはめ箱を閉じます。

それ以来、エミリーの周辺で不可思議なことが起こりだします。
家に大量の蛾が集ったり、エミリーの異様な食事の仕方に声をかけたクライドの手にフォークを突き刺すエミリー。エミリーもここで自分がおかしくなってきていることに気がつきます。

しかしエミリーは学校にも箱を持っていくようになり、その箱を奪ってからかった男子に襲い掛かりました。
教師はエミリーの箱を没収し、クライドと妻は学校に呼び出されます。
教師は親の離婚でエミリーが不安定になっているのだと話しましたが、その日の夜、学校に残っていたその教師は箱の力によって目から血を出し、飛び降りて死んでしまいます。



箱を異常なまでに大切にするエミリーから箱を疑ったクライドは車でゴミ捨て場に行き箱を捨てますが、そのことに気がついたエミリーと大喧嘩になり、エミリーはそのまま家を出て箱を探しにいきました。
そしてゴミ捨て場から箱を拾い出し、箱を開けると大量の蛾がエミリーを覆い、エミリーの口の中へ入り込んでいきます。エミリーはその場に倒れこみました。
あとから駆けつけたクライドによって運ばれますが、その日からエミリーの異常さは加速していきます。

自分でもおかしいと感じたエミリーが夜にひっそりとペンライトを使って自分の口の中、喉の奥を見ると、喉の置くから気味の悪い指が2本這い上がってこようとしていました。
母の恋人を恨めしそうににらみ、近づいてきたところで相手に触れず歯を全て抜いたりしました。
さすがにおかしいと感じた母はエミリーを医者に診せます。すると、エミリーのMRI検査で肺の部分に小さな人間らしきものが映っているのを目撃し、悲鳴をあげます。

クライドは大学の教授に箱を見てもらうことにしました。
すると、その箱は1920年代のポーランド製で、ユダヤ人が作った「悪魔を閉じ込めた箱」でした。
外にヘブライ語で「警告 開けるなかれ 開けたら命に関わる」と書いてあったのです。

クライドはエクソシストにエミリーの悪魔祓いを依頼しますが、その箱を見たエクソシストたちに「これはもう助けられない」と告げられてしまい、見放されてしまいます。
しかし、唯一若いエクソシストが引き受けてくれることになりました。
エクソシストは箱を調べ、鏡を割って悪魔の名前「アビズー(子殺し)」を突き止めます。

エクソシストとエミリーのいる病院へ向かったクライズはエミリーの母と長女のハンナと共にエミリーを病室から連れ出し、病院の地下で悪魔祓いをします。
家族全員でエミリーを抑えクライズは必死に「娘の体から出て行け、取り付くなら俺の体にとりつけ!」叫びます。
悪魔はエクソシストに怒り狂い襲い掛かり、逃げ出しますがクライズが追いかけなんとかエミリーは正気を取り戻します。
しかし、エクソシストは「退治していないのに悪魔がいなくなるのはおかしいと」と悪魔の名前を呼び続けます。
すると、クライドが苦しみだし、ついにエミリーの中でみた小さな人のようなものがクライドから飛び出してきてエクソシストが箱のなかに閉じ込めました。
箱はエクソシストが保管できる場所を探すと預かります。

そのあとはエミリーもクライドも回復し別れた妻とクライドが結婚していたときのような雰囲気で終わったかのように見えましたが、場面が代わり、箱を持っているエクソシストの車にトレーラーが突っ込んできて車は大破。しかし箱だけは壊れずにそのまま路上に転がっているシーンで終わります。



《感想(ネタバレあり)》

あらすじには書いていないのですが、一番最初は知らないおばさんが箱を壊そうとして逆にぼこぼこにされるところから始まります。
そのあとにエミリーがその箱をガレージセールで買うのですが、ガレージセールをしていたおうちの窓をみると包帯ぐるぐる巻きのおばさんがベッドに寝ているのです。そして箱を持ったエミリーと目があうと暴れだします。その箱は持っていってはダメだと言わんばかりに。
つまり、しょっぱなから「この箱やばいですよ」という感じで始まるのです。
この感じは好きです。おばさんの必死な感じとかなかなかゾクッとします。これからエミリーはどうなってしまうのかドキドキです。
箱はアンティークという感じでどこか魅力的なのに対して中身がほこりだらけの意味のわからないものだらけで気持ち悪さが増します。それと。この映画、尋常じゃないくらいの蛾が出てくるのですが蛾嫌いな私は正直何度も見たくなくなりました。ホラーと虫は別の怖さだよぉ…
洗面台の鏡から蛾が出てきたり、エミリーが蛾まみれの部屋にいたり、エミリーの口に蛾が入ったり、エミリーの口から蛾が出てきたり。。。おえ。。。
蛾が苦手な人は本当に見ないほうが良いです。本当に。

それと、あらすじでエクソシストって書きましたが、たぶん違います。
箱に閉じ込められてるのは悪霊だったはずだし…
箱を作った人たちと関係があるところだったと思う。
あの唯一助けてくれた人が殺されたのは正直納得いかん。。。
最初はこいつチャラチャラしてんなー大丈夫か?ってところから助けてくれたからなぁ。
もしかしてあの人がまだ未熟だったから完全に封印出来ずに殺されちゃったのかな。。。
ていうか鏡割ったしな!なんか納得した(笑)

あとはエミリー(ナターシャ・カリス)の演技がすごい。
最初は可愛いちょっと甘えん坊な妹っぽいのに、呪われてからの儚さと狂気と色気がすごい。
1999年生まれということは2012年は13歳!? ひょええとんでもない。
この子が主演だからみんなこの映画に惹かれるんじゃないかなって思うくらい。

残念なのはやっぱりCGかな。蛾とか指とかエミリーはまだ許せる範囲だったけど、MRI検査でエミリーの中にいる小さな人が動いてこっち向かってくるのとか、除霊?のときに出てきた本体は本当に残念だった。。。
正直おもしろくなっちゃってる。なんで最後までもうちょっと頑張れなかったのか。。。
あ、でもエミリーのお母さんの恋人の歯がボロボロ抜け落ちるのはとても気持ち悪くて怖くてよかった。歯が抜け落ちるのってやたら怖いですよね。

蛾が苦手な人と、最後のCGがおもしろいレベルなのでそういうのが大丈夫な人は楽しめるかと思います!

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